Creepy nutsのオールナイト最終回で。

creepynutsのオールナイトニッポンの最終回。

 
僕はこれまでradiko勢だったものの
さすがにリアタイしないとだめだなと思い
明日も早いものの氷結を飲みながら海に向かって歩きつつ聞くことにした。
 
社会人になった年にcreepyのレギュラー放送が始まった。
紆余曲折あって自分は転職したり上京したり失恋したりを繰り返して
その間、つまらない日常に潰されそうになる度にこの放送を聞きながら外をうろついた。「よふかしのうた」のコウくんのように。
そして家に戻る頃には何かわからないものが癒された気になっていた。
 
今ふっと、2部が終わって暗闇から徐々に景色が青色の早朝になっていった頃に聞いた
上柳さんのあさぼらけのタイトルコールを思い出した。
 
だから当時のような夜の街を歩きながら聞くのが礼儀な気がした。
 
…で、あれですよ。
エモ泥棒やら昔からのリスナーも置いてきぼりにする知らないスタッフの話やら相変わらず先輩いじりやらリスナーとのやりとりやら相変わらずにわかが嫌いな古参ファンとか(なつい)大江戸ラストかぁとか一時期広告コーナーずっとやっててやらない時あったよねとかギャル・オブ・ザ・デッドまだやってたんだとか時間余らせたりとか。
 
なんか通常回というタイトルがつくほどの通常回をやってのけた。
 
久々にtwitterでタイムラインも見た。
ここ最近は遠ざかってもいたんだけども、
ハッシュタグをつけた実況勢がいて、なんかよかった。
 
風の歌を聴け」って小説にラジオDJがでてくる描写がある。
一人で読書する主人公に急に電話をかけてきて鬱陶しくくっちゃべる。
そんな彼の事を村上春樹らしい内向的な主人公は「犬の漫才師」と呼ぶ。
物語の後半、ラジオDJは少女からもらった手紙を読み上げ、ほんの一瞬だけ自分の心境を伝える。
言い終えた後で曲をかけ、「曲が終われば犬の漫才師に戻る」と言う。
 
二人の放送は何となくそれを思い出した。
っていうか、それはちょっと前から思ってたんだけれども。
いつもへらへらしながら二時間くだらないトークをして
でもそんな中に時々、
人と触れ合ったり、本気で怒ったり、浮かれたり、成長したりエドシーランを探したりする。
そして犬の漫才師へと戻っていくのだ。
 
番組を卒業するという言い方があるけど
今回ぐらいその言い方がしっくりくる事はなかった。
なんかいっつもグラウンドでかっこいい姿を見せる
ちょい上の先輩が部室で盛り上がっている雰囲気がずっとあって。
 
卒業しても別に会わなくなるわけじゃないけど
前ほど様子を見る事はできにくくなるのかなーっていうところとか。
エモいのエモくないの言ってるところは
なんか卒業式で感慨にふかっている友達を茶化そうとするみたいな、あんな感じがしたりしてね。
 
卒業していったい何解るというのか、と尾崎豊は歌いあげたけれど、
creepyは僕たちは卒業できません、で未だ中学18年生なのかもしれない。
 
はー。
来週からは放送ないのかぁ。

 

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