リリックビデオの解説

作成した楽曲、ダッチワイフについて解説。

わざわざ自分でやることでもないだろうが、さすがにわかりにくすぎるということで作成。
楽曲はこちらからぜひ↓

☆ビート作りの流れ
その場のノリからテーマがダッチワイフに決まり、ビートを何からサンプリング(引用)するか考えた。
当初は分かりやすいディスコ調にしようかと考えたが、それでは安直に思い、ジャズ系、聖歌、軍歌、和風など様々な案が出た中で
きれい目なビートの上で下ネタを言うのが一番面白いかと思い、決定した。

☆歌詞解説
16小節+hookの内、セックスのメタファーが25個入っている。
lover is rubber(1) 重ね合う肌
(1:直訳すると恋人はゴム)
雨上がりの夜空の下で(2) harder
(2:RCサクセションの楽曲。harderは固いの比較級)
feel in the air(3) 恋する人でなし(4)
(3:直訳すると空気を感じる
4:江戸川乱歩の作品、「人でなしの恋」より。人形愛についての作品)
俺たちは真夜中のgood fellers(5)
(5:スラングで気のおけないやつの意。同名の映画はなぜかグッドフォローズと呼ばれる)
散策する桜の森(6)
(6:スーパースケベタイムこと星野源の同名曲より)
ロケットがロックするミルク&ハニー(7)
(7:日本語ラップクラシック、「今夜はブギーバック」より)
肥大しだすレーゾンディーティル(8)
(8:本来は存在意義の意。「風の歌を聞け」では主人公のペニスを元カノがこう呼ぶ)
徐々に露わになる例のディテール(9)
(9:rhymesterの「ナイスミドル」より)
魚のようになる(10)空気人形(11)
(10:井上陽水の「リバーサイドホテル」より
11:業田良家の同名作より。心を持ったラブドールの話)
ユーフォニアム(12)くわえる南極一号(13)
(12:金管楽器の一種。取り扱う作品が男性化を思わせるとして炎上。13:ダッチワイフの製品名)
puttie mort(14)それともkomm susser tod(15)
(14:小さな死という意味。俗にいう賢者タイムである。15:劇場版エヴァの挿入歌。訳すと甘き死よ来たれ。sweet deathとは腹上死のスラングである。小さな死を感じる内はいいがやりすぎには注意というブラックジョークである)
登るボーイフレンド(16)のテトラポッド
(16:aikoの同名曲より)
ディックと見る羊の夢(17)
(17:SF作家、ディックの作品、「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」より。テーマは人間と人造人間の違いとは何か?である。ちなみにディックは男性器のスラングである)
彼女もあげるガンフィンガーかファンクサイン(18)
(18:どちらも音楽シーンで見られるハンドサインだが女性の手慰みの形としても見られる)
フロイト先生(19)も爆笑のRAP SHOW
(19:心理学者。全てを性的に結びつけると揶揄されることもあったが、彼さえもこの曲を聞けばやりすぎと思わせるだろうという意)
チェリーの触れる冷たい頬(20)
(20:どちらもスピッツの同名曲)
HOOK
うつし世は夢、夜こそまこと(21)
(21:江戸川乱歩がサインに書いたという言葉。HIPHOPにおけるリアルを否定するような言葉である)
上下ピストン さまよえる日本人(22)
(22:元はさまよえるオランダ人。ダッチワイフがオランダの妻という名前から。元のオペラではこの世と煉獄の狭間を彷徨うが、ダッチワイフを用いる主人公は現実と妄想の間を彷徨っているのである)
lovesong for 観葉少女(23)加爾基と柘榴(24)
(23:元は川原由美子の同名の漫画。ミルクを食べて生きる人形の物語。24:精液と女性器のメタファー)
eyes wide shut(25)夜の嗜好品
(25:キューブリックの遺作となった作品)



少数のパートは知らんで〜