毎日がぐるぐる

と、回転するように暮らしている。


大人と子供で時間の感覚が違ってくる現象は、ジャネーの法則という。これ豆知識。

ちがってくるんじゃね〜と言ったわけではなく、フランスの哲学者、ジャネーさんが作ったからである。
サンドウィッチ伯爵が作ったサンドウィッチと同じである。
ジャネーさん、小学生の頃辛かったろうなぁ…。
「あれ〜?こいつ、ジャネーじゃね〜?」って言われながら背中をたたかれたり、石を投げられたり、スティック糊を顔面に塗りたくられたりしただろうなぁ…。

子供の頃は未体験のことが多いから長く感じるという事を聞いたことがある。
たしかに近頃、仕事が終わったら寒くてすぐ寝る(≒凍死)感がある。

仕事。そう、これは労働についての話である。

こう書いただけで、嫌気がさす人もいるだろう。おっさんに説教を垂らされるのだろうと思う人もいるだろう。

安心してほしい。私も仕事は全然好きでやってない。

そもそも仕事の前のバイトの頃から、仕事、なかでも社会人という言葉が嫌いだった。
ミスをして怒られるたびに(100俺が悪い)、「そんなんじゃ社会人として通用しないよ」と言われている。
黙って聞くしかないのだが、心の中では不信感が溜まっていた。
例えば遅刻をしてはいけないのは、待たせている相手に失礼であるとか、髪の毛を染めてはいけないのは印象が悪くなるからだとか、理由を言われるならまだ分かるが、社会人とはこうだ、と言う究極の答えを前に出されてそこで思考停止している気になって仕方がない。
そのうち「なんでこいつリンチにしないの?それじゃ社会人として通用しないよ?」…と言われそうだ。

…という屁理屈である。

もし、あなたの子供になぜ人は働かなくてはいけないのか?と聞かれた時にあなたは答えられるだろうか?
ご飯を食べるためだろうか?
自分の夢を叶えるためだろうか?
他の人のためになるからだろうか?
家族を養うためだろうか?
昔からそう決まっているからだろうか?
そんな事言ってないで早く寝なさい、だろうか?
人それぞれあるだろうが、私の答えはこうである。

「働かないで飲むビックルはうまくないから」


あのヤクルトよりはコクがない、乳酸菌っぽい味がするあれは、一度味わえばやめられないのだ。

…酒でええやん、と思ったあなた。

酒は働かないで飲んでもうまい。

特に人の金だと。

ビックルはこうはいかない。
だが、これは500mlのペットボトルに限る。
仕事帰り、スーツ姿でスーパーかドラッグストア(コンビニには多分置いてない)で、500のビックルを買う。ついでにお菓子も。袋を断り、外に出ると同時にキャップを開け、口に含む。定番の味だ。以上でも以下でもないあの味があなたを待っている。
そこで、一度ペットボトルに巻かれたフィルムを見てほしい。


がんばった一日は、ビックルで乾杯だ〜
今日も一日、よくがんばりました
<おつかれさま〜

…。
…なんて優しいんだビックル王子!
この言葉を支えに暗くなった道を歩いていくのだった。

(注1:今探したら似たようなテーマでブログ書いている人がいた。俺は5年くらい前に見つけたのに、と悔しくなったからビックルソーダを買うとビックル王子が「そーだ、そーだ!」と賛同してくれるから、上司の陰口を言いたい時はこっちにしてみるといいだろう。)
(注2:受験シーズンになるとパッケージが確か変わって受験生向けにメッセージが書かれるようになるからその時は、もう、あれだ、ccレモンでいいよ)